社内セキュリティの強化につながるRPAの導入

顧客などの個人情報を扱う企業にとって最も気を付けなければいけないのが、「個人情報の流出」です。東京商工リサーチによると、2012年から2016年の5年間に個人情報の漏えい・紛失事故を公表した企業(上場企業および主要子会社)は259件あり、事故件数は424件にのぼるそうです。なかでも、2014年7月に発覚したベネッセホールディングスの個人情報漏えい事件は記憶にあたらしいところです。

これらの個人情報の流出事件の主な原因として挙げられるのが、書類等の紛失や誤廃棄、誤表示・誤配信、ウィルス感染・不正アクセスなどです。個人情報の流出事故は近年増加傾向にあり、個人情報を守るための早急な対策をとることが企業にとって重要な課題となっています。

企業からの個人情報の流出に関して、外部からのサイバー攻撃や侵入によって情報が盗まれることはもちろんですが、人為的原因によるものもあります。それは、社内に出入りする正社員や派遣社員などによる個人情報持ち出しや、人為的なミスにより引き起こすものです。これらを防ぐために、コンプライアンス研修など対策をしている企業がほとんどですが、すべてを防ぐことは非常に難しいのが現状です。

こうした個人情報をあえて人が扱わないことにより、高いセキュリティレベルを維持・管理ができるという面から、RPAを導入する企業も増え始めています。RPAとは従来人手で行っていた業務をロボットに代行させるテクノロジーのことをいいます。

たとえば、多くの企業では顧客情報のデータ入力など、細かい作業は経験が浅くスキルの低い授業員や派遣社員が担っています。しかし、細かい作業ほど集中力が必要になり、処理のミスや漏えいなどヒューマンエラーが起こりやすくなります。今までデータ入力など手作業に頼っていた部分を自動化することで、品質のばらつきやヒューマンエラーによるリスクを大幅に減らすことが可能になります。

現段階ではRPAは万能とはいえません。しかし、RPAを正しく導入することによってビジネスオペレーションのリスクが削減でき、セキュリティ面の向上も期待できます。現場の業務で最大限に活用するためには、「やってはいけない」「これだけはやっておくべき」導入のポイントをおさえる必要があります。初めてRPAを導入される方は、NTTビジネスアソシエのRPA導入サポートを利用してみてください。今までの経験や実績に基づいたRPAの導入サポートをしてもらえます。

すでにRPAを導入している企業も多数あります。導入の成功事例やメリット・デメリットなどを参考にするとよいでしょう。