介護事業では現場での業務の煩雑さがよくクローズアップされますが、実際にはそれに伴う事務作業もかなり負担となり、携わる関係者の大きな問題となっています。利用者個々の介護実績や、それに伴うレセプション関連の記録など多岐にわたるものがあるために、業務が終了した後に時間外で事務作業を兼務する職員も多いのが現状です。
そんな問題を解決するものに「介護ソフト」があります。ソフトと言ってもパッケージで購入したりダウンロードして使うものだけではなく、オンラインで各職員がアクセスできるシステムのものもあります。アカウントをもつことによって、各自がいろんな場所で共有してアクセスできるので、誰かが入力したものを皆で確認することができるため、かなり効率的になっています。初期費用がいらず、月々定額の使用料を払えば、居宅介護支援、通所・訪問介護などのサービスに対応しているものがあります。
この方式のことをASP(アプリケーションサービスプロバイダ)といって、ソフトウエアをネットワークを通じて提供しますので、使い方がわからなかったり、何か問題が発生したときにも迅速に対応してもらうことができます。Excel出力などのも対応していますので、最近ではこういったソフトを導入する事業所が増えています。